老人ホームを探すとき、まず何から始めればいいか迷う人は多いはずです。
結論から言うと、複数の老人ホーム資料請求サービスに登録し、無料でパンフレットをまとめて取り寄せて比較するのが最短ルートです。
施設に1件ずつ問い合わせる必要がなく、費用や設備、空室状況を効率よく確認できます。
この記事は、親や自分自身の老人ホーム探しを始めたばかりで、「どの資料請求サービスを使えばいいかわからない」という人に向けて書いています。
比較すべき軸を整理したうえで、実際に利用できる資料請求サービスを5つ紹介します。
内閣府の令和7年版高齢社会白書によると、介護保険で要介護・要支援の認定を受けた人は令和4年度で681.4万人にのぼり、10年前の平成24年度から135万人以上増えています。
家族の介護が必要になるタイミングは誰にでも訪れる可能性があり、時間の余裕がないまま入居先を決めなければならないケースも少なくありません。
だからこそ、効率よく比較できる資料請求サービスの使い方を先に知っておくことが役立ちます。
老人ホームの資料請求サービスを比較する5つの軸

資料請求サービスはどれも「無料でパンフレットを取り寄せられる」という点は共通していますが、実際に使ってみると使い勝手にかなり差があります。
次の5つの軸で比較すると、自分に合うサービスを選びやすくなります。
- 掲載施設数・エリア網羅性:希望するエリアの施設をどれだけ幅広くカバーしているか。地方在住の場合は、都市部に偏っていないかも確認したいポイントです
- 相談員のサポート体制:無料の電話相談やLINE相談など、担当者に直接質問できる窓口があるか。初めての施設探しで不安が大きい人ほど重視したい軸です
- 資料請求から見学までのスピード:資料が届くまでの日数や、当日・翌日の見学予約に対応しているか。入居を急いでいる場合は特に重要です
- 口コミ・空室情報の充実度:入居者や家族による口コミ、リアルタイムの空室状況が確認できるか。パンフレットだけではわからない実際の雰囲気をつかめます
- 運営会社の信頼性:上場企業が運営しているか、個人情報の取り扱いは適切か。資料請求時には氏名・電話番号などを入力するため、安心して使えるかどうかも確認しておきましょう
すべての軸で満点のサービスを探す必要はありません。
自分がいちばん重視する軸を1〜2個決めてから比較すると、選びやすくなります。
例えば「早く見学したい」なら見学スピード、「じっくり比較したい」なら掲載施設数、という具合です。
老人ホームの資料請求サービスおすすめ5選

上記の5つの軸をもとに、実際に利用できる老人ホームの資料請求サービスを5つ比較しました。まずは特徴を一覧で確認し、気になるサービスの詳細を見てみてください。
みんなの介護:掲載施設数約59,476件、施設数No.1クラス
いい介護:東証プライム上場グループ運営、見学予約がスピーディー
LIFULL介護:月間300万人利用、取材コンテンツが充実
ケアスル介護:東証スタンダード上場企業運営、口コミ検索に強い
マイ介護ホーム:施設種別ごとの掲載が細かく、LINE相談に対応
みんなの介護

2011年から株式会社クーリエが運営する、掲載施設数が業界最大級の資料請求サービスです。
全国で約59,476件の施設情報を掲載しており、施設ごとの360°動画・写真や、入居者による星評価付きの口コミが確認できます。
リアルタイムの空室情報も更新されているため、「今問い合わせても入居できるか」を先に把握しやすいのも特徴です。
年間の入居相談件数は10万件以上と実績も豊富です。
掲載件数が多い分、条件を絞り込む機能をうまく使わないと選択肢が多すぎて迷いやすい点には注意しましょう。
- 掲載施設数が多く、幅広いエリア・条件から比較できる
- 360°動画や口コミ評価で、パンフレットだけではわからない雰囲気がつかめる
- 情報量が多いため、絞り込み条件を決めずに使うと比較に時間がかかる
とにかく多くの選択肢から比較検討したい人に向いています。希望条件をあらかじめ整理してから使うと、絞り込みがスムーズです。
いい介護

東証プライム上場の株式会社鎌倉新書グループ、株式会社エイジプラスが運営する資料請求サービスです。
経験豊富な入居相談員による無料相談に加えて、当日・翌日の見学予約にも対応しており、「早く見学まで進めたい」というニーズに応えやすいサービスです。
土日祝日の見学相談も受け付けているため、平日は仕事で動けない子世代でも利用しやすくなっています。
掲載施設数そのものは公表されていないため、件数の多さだけで比較したい場合は他のサービスと併用するとよいでしょう。
- 上場グループ運営という信頼性の高さ
- 当日・翌日の見学予約に対応し、動きが早い
- 掲載施設数が非公開のため、件数だけでの比較がしづらい
信頼できる相談員に直接相談しながらスピーディーに決めたい人に向いています。見学までのスピードを重視するなら、まず登録してみる価値があります。
LIFULL介護

不動産ポータル「LIFULL HOME’S」を運営するLIFULLグループの株式会社LIFULL seniorが運営する、月間300万人が利用する老人ホーム検索サイトです。
延べ59,000施設以上を掲載しているだけでなく、編集長による施設取材レポートや介護の基礎知識コンテンツが充実しているのが大きな特徴です。
老人ホームの種類や費用の仕組みそのものがまだよくわからない人にとって、比較しながら学べる作りになっています。
情報コンテンツが豊富な分、比較だけをサクッと終えたい人にはやや読み込みが必要になる場合があります。
- 取材記事や基礎知識コンテンツが充実し、初めてでも理解しながら探せる
- 掲載施設数が多く、無料の入居相談室にも相談できる
- コンテンツ量が多く、比較だけを急ぎたい人にはやや情報過多に感じられることがある
老人ホームの基礎知識も一緒に学びながら比較したい人に向いています。初めての施設探しで、何から調べればいいか自体がわからない人にも使いやすいサービスです。
ケアスル介護

東証スタンダード上場の株式会社Speeeが運営する、掲載施設5万件超の老人ホーム・介護施設の口コミ評判サイトです。
実際の入居者・家族による口コミが施設ごとに集まっており、看護・医療体制などのこだわり条件から検索できる機能も備えています。
入居相談員によるサポートもありますが、どちらかというと「自分でじっくり口コミを読み比べたい」人向けの設計です。
相談員に手厚くリードしてもらいたい人には、いい介護のような相談特化型サービスとの併用がおすすめです。
- 実際の入居者・家族による口コミが豊富で、リアルな評判をつかみやすい
- 看護・医療体制など、こだわり条件からの絞り込みがしやすい
- 相談員によるサポートよりも自力での情報収集が中心になりやすい
口コミを重視して自分のペースでじっくり比較したい人に向いています。医療的なケアの手厚さを重視する施設探しにも使いやすいサービスです。
マイ介護ホーム

2014年から株式会社プランドゥが運営する老人ホーム検索・比較サイトです。
介護付き有料老人ホームだけで5,632件、特別養護老人ホーム8,191件、グループホーム14,899件など、施設種別ごとの掲載件数が細かく整理されており、「まずは施設の種類から絞り込みたい」という人に使いやすい構成になっています。
電話相談だけでなくLINEでの相談にも対応しているため、電話が苦手な人でも気軽に問い合わせやすいのも特徴です。
大手3社と比べると知名度はやや控えめですが、専門相談員によるサポートは無料で受けられます。
- 施設種別ごとの掲載件数が明確で、種類から絞り込みやすい
- LINEで気軽に相談でき、電話が苦手な人でも使いやすい
- 大手3社と比べると知名度・掲載件数の規模はやや小さい
施設の種類からじっくり絞り込みたい人、LINEで気軽にやり取りしたい人に向いています。
資料請求から見学までの流れ

どのサービスも基本的な流れは共通しています。
気になるサービスに登録し、エリアや希望条件を入力すると、数日程度で資料が自宅に届きます。
資料を見て気になった施設があれば、そのままサービス経由で見学予約を取ることも可能です。
複数のサービスに同時登録しても問題はないため、まずは2〜3社に登録し、届いた資料の内容や相談員とのやり取りのしやすさを比べてみるとよいでしょう。
1社だけに絞らず、掲載件数の多いサービスと相談特化型のサービスをあわせて2〜3社登録しておくと、比較できる情報量とサポートの手厚さの両方を確保しやすくなります。
よくある質問(老人ホームの資料請求サービスについて)
- 老人ホームの資料請求は本当に無料ですか?
-
はい。今回紹介した5つのサービスはいずれも、会員登録や資料請求、施設の見学予約まで無料で利用できます。
費用が発生するのは実際に施設へ入居した後の月額利用料などであり、資料請求や相談の段階でお金がかかることはありません。
- 資料請求すると営業電話がしつこくかかってきますか?
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資料請求後、入居相談員から確認の電話やメールが来ることはありますが、いずれも入居を強制するものではありません。
電話でのやり取りを希望しない場合は、資料請求フォームの備考欄に「まずは資料のみで検討したい」と書き添えておくと配慮してもらいやすくなります。
- 何社くらいに資料請求すればいいですか?
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2〜3社への同時登録がおすすめです。1社だけだと掲載施設が偏りやすく、複数社を比較することで、より自分の希望条件に合う施設や、相性の良い相談員に出会いやすくなります。
登録・利用はすべて無料なので、費用面の負担を気にする必要はありません。
- 資料が届くまでどれくらいかかりますか?
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サービスや施設によって異なりますが、目安として数日から1週間程度で届くケースが多いです。
急いでいる場合は、いい介護のように当日・翌日の見学予約に対応しているサービスを優先すると、資料を待たずに直接見学へ進める場合もあります。
- 資料請求した後、見学や入居を断ることはできますか?
-
もちろん可能です。資料請求はあくまで情報収集のための第一歩であり、見学や入居を約束するものではありません。
資料を見た結果、条件が合わないと感じた施設は見学に進まなくても問題なく、他の候補と比較しながら気兼ねなく検討を続けられます。
まとめ:まずは2〜3社に資料請求して比較しよう
老人ホーム選びは、施設に1件ずつ問い合わせていると時間も労力もかかります。
掲載施設数・相談体制・見学までのスピード・口コミの充実度・運営会社の信頼性の5つの軸で比較し、自分が重視するポイントに合ったサービスを選ぶことが、後悔しない施設選びの近道です。
今回紹介したみんなの介護・いい介護・LIFULL介護・ケアスル介護・マイ介護ホームは、いずれも無料で利用できます。
まずは気になった2〜3社に登録し、実際に届く資料の内容や相談員とのやり取りのしやすさを比べながら、自分や家族に合った老人ホームを見つけてください。
本記事は内閣府・厚生労働省の公的統計・調査データ、および各サービスの公式サイトの情報をもとに、そなえ暮らしガイド編集部が作成しています。
掲載サービスの内容・条件・掲載施設数は変更される場合があるため、最新の情報は必ず各公式サイトでご確認ください。

