おしゃれなお墓デザインを探している方へ
お墓と聞くと、四角い和型の墓石を思い浮かべる方が多いかもしれません。
ですが今のお墓は、和型・洋型・デザイン墓石・樹木葬型など、選べるデザインの幅が大きく広がっています。
この記事では「おしゃれなお墓デザイン集」というテーマで、実際によく選ばれている8種類のデザインスタイルを、特徴・向いている人・費用感つきで写真ギャラリーのようにまとめました。
「選び方の基準」そのものよりも、どんな見た目・雰囲気のお墓があるのかを具体的にイメージしていただくことを目的にしています。
近年は霊園・墓地の側もデザインの自由度を広げており、同じ和型でも表面の仕上げや彫刻の書体次第で印象が大きく変わります。
気に入ったスタイルが複数見つかった場合は、実際にその霊園でよく見られる形かどうかも合わせて確認しておくと、後悔のない選択につながります。
本記事は公的統計・調査データをもとにそなえ暮らしガイド編集部が作成しています。法律・税務・医療に関わる判断は専門家にご確認ください。
お墓のデザインを選ぶときに大切な3つの視点

デザインを選ぶ前に、まず「見た目の好み」だけでなく3つの視点を意識しておくと後悔しにくくなります。
家族・親族の理解を得やすいか
特に樹木葬型やデザイン墓石は、一部の親族から「派手ではないか」と心配されることがあります。
建立前に家族や菩提寺と相談しておくと、後々のトラブルを避けやすくなります。
特に寺院墓地では、形状や高さに関する内規を設けているところもあるため、契約前の確認が欠かせません。
管理のしやすさ・掃除のしやすさ
ガーデニング風のように植栽を伴うデザインは、見た目が華やかな一方で定期的な手入れの手間がかかります。
遠方に住んでいて頻繁にお参りできない場合は、シンプルな形状の方が管理しやすいでしょう。
霊園によっては植栽の管理を含めたメンテナンスサービスを提供しているところもあるので、契約前に確認しておくと安心です。
費用感と予算内に収まるか
全国優良石材店の会の調査では、デザイン墓石の平均購入価格は189.6万円で、シンプルな洋型の158.1万円より高い傾向にあります。
デザイン性の高さと予算のバランスをどこで取るかが、最初の分かれ目になります。
おしゃれなお墓デザイン8選を一覧で比較

まずは8つのデザインスタイルを、特徴・向いている人・費用感の3項目で一覧にしました。
気になるスタイルがあれば、後述の詳細解説に進んでみてください。
| スタイル | 特徴 | 向いている人 | 費用感 |
|---|---|---|---|
| 和型(モダンアレンジ) | 伝統的な形に落ち着いた彫刻 | 伝統を重んじたい人 | 189.2万円前後 |
| 洋型 | 横長で低め、シンプルな石碑 | 予算を抑えたい人 | 158.1万円前後 |
| デザイン墓石 | 形状も彫刻も自由 | 個性を表現したい人 | 189.6万円前後 |
| 樹木葬型 | 樹木や花と一体化 | 自然志向・永代供養希望の人 | 比較的抑えやすい傾向 |
| ガーデニング風 | 花壇を併設した明るい印象 | お参りを楽しみにしたい人 | 植栽費用が別途必要 |
| ステンドグラス調 | 色付き御影石で彩る | 華やかさを求める人 | 石材費用がやや高め |
| モニュメント型 | 記念碑のような大型デザイン | 広い区画がある人 | 区画・石材ともに高め |
| 和洋折衷型 | 伝統と洋風の中間 | 家族で意見が分かれた人 | 和型と洋型の中間程度 |
8つのデザインスタイルを詳しく紹介
和型(伝統的な形にモダンなアレンジを加えたデザイン)
和型は縦長の角柱を基本とした、日本で最も選ばれてきた伝統的な形です。
最近は角を丸くしたり艶消し加工を加えたりして、モダンな印象に仕上げる和型も増えています。
家紋や家名を落ち着いた書体で刻むだけでも、伝統的な安心感とデザイン性を両立できます。
石の種類も国産の御影石から輸入石材まで幅広く、色味の違いだけでも印象を変えられます。
向いている人:先祖代々のお墓を継承する方、親族の理解を優先したい方。
費用感:全優石の調査では平均189.2万円で、デザイン墓石とほぼ同水準です。
洋型(横型で低めの欧米スタイル)

洋型は横長で高さを抑えた、欧米の墓地でよく見られる形です。
圧迫感が少なく、公園墓地や芝生墓地との相性がよいのが特徴です。
石の色や表面の磨き方を工夫するだけで、シンプルながら洗練された印象になります。
近年は洋型を選ぶ人が増えており、伝統的な和型よりも主流になりつつあります。
向いている人:都市部の霊園を検討している方、費用を抑えつつすっきりした見た目にしたい方。
費用感:平均158.1万円と、8スタイルの中では比較的手が届きやすい価格帯です。
デザイン墓石(形状も彫刻も自由なオリジナルデザイン)
デザイン墓石は、和型・洋型の枠にとらわれず形状を自由に設計できるスタイルです。
ハート型、球体、故人の趣味を表すモチーフなど、思い入れを形にできます。
一方で自由度が高い分、石材店との打ち合わせに時間がかかりやすい点は理解しておきましょう。
デザイン画の作成から完成まで数ヶ月かかることも珍しくないため、余裕を持ったスケジュールで進めるのがおすすめです。
向いている人:故人らしさを強く反映したい方、他とは違う個性的なお墓を望む方。
費用感:平均189.6万円で、8スタイルの中では最も高い水準です。
樹木葬型(樹木や草花と一体化した自然志向のデザイン)

樹木葬型は、墓石の代わりに樹木やシンボルツリーを墓標とするデザインです。
永代供養と組み合わせられることが多く、承継者がいない方からも選ばれています。
石材を使う量が少ないため、初期費用を抑えやすい傾向があります。
桜やハナミズキなど季節ごとに花を咲かせる樹木を選べる霊園も増えており、四季の変化を感じられる点も魅力です。
向いている人:自然に還る形を希望する方、お墓の承継に不安がある方。
費用感:区画や樹木の種類によって幅がありますが、一般的な墓石より抑えやすいケースが多いといわれています。
ガーデニング風(花壇と一体化した明るいデザイン)
ガーデニング風は、墓石の周りに花壇を設け、四季の花で彩るデザインです。
お参りのたびに景色が変わり、明るい気持ちでお墓参りができると好評です。
ただし植栽の手入れが必要なため、頻繁に足を運べる立地かどうかが選ぶ際の分かれ目になります。
手入れの手間を減らしたい場合は、比較的育てやすい多年草や低木を中心に選ぶ石材店も多いので相談してみましょう。
向いている人:ガーデニングが好きだった故人を偲びたい方、お参りを楽しみの時間にしたい方。
費用感:墓石本体の費用に加えて、植栽・造園費用が別途かかります。
ステンドグラス調・カラー御影石デザイン
色つきの御影石やガラスパネルを組み合わせ、光の入り方で表情が変わるデザインです。
教会のステンドグラスのような柔らかな彩りを墓石に取り入れられます。
使用する石材の種類によって価格差が大きいため、事前の見積り比較が欠かせません。
薄いピンクや青みがかった御影石など、産地によって色合いが異なるため、複数の石材見本を並べて比べるのがおすすめです。
向いている人:明るく華やかな印象のお墓にしたい方、色にこだわりのある方。
費用感:使用する色石材の希少性によって、標準的なデザイン墓石より高くなることがあります。
モニュメント型(記念碑のような大型デザイン)
モニュメント型は、彫刻的な造形を持つ記念碑のような大型のお墓です。
広めの区画を活かして、家族の歴史や思い出を表現するモニュメントとして設計します。
存在感のある分、周囲の区画とのバランスや霊園の規定を事前に確認しておく必要があります。
複数の墓誌やベンチを組み合わせ、家族が集える場所として設計するケースも見られます。
向いている人:広い区画を確保できる方、家族のシンボルとなるお墓を望む方。
費用感:区画面積・石材量が増えるため、8スタイルの中でも高めの予算になりやすい傾向です。
和洋折衷型(伝統と洋風を組み合わせたデザイン)
和洋折衷型は、和型の落ち着きと洋型の軽やかさを組み合わせたデザインです。
家族の中で「伝統的な形がいい」「シンプルな洋型がいい」と意見が分かれたときの落としどころとしても選ばれています。
台座は和型のまま竿石だけを洋型風にする、といった部分的な組み合わせも可能です。
向いている人:世代によって好みが分かれた家族、両方の良さを取り入れたい方。
費用感:和型と洋型の中間程度の予算感になることが多いです。
実物のデザインを比較したいなら資料請求という方法も
写真だけでは、石の質感や色合いまでは伝わりにくいものです。
実物のデザイン例を見比べたい場合は、石材店のカタログや見積りを取り寄せる方法もあります。
「石屋千鳥」では、全国の石材店が手がけたデザイン墓石のカタログ請求や見積り比較ができます。
おしゃれなお墓デザインについてよくある質問
- デザイン墓石は宗教的に問題ありませんか。
-
寺院墓地では形状に制限がある場合があります。契約前に菩提寺や霊園の管理規定を確認しておくと安心です。
- おしゃれなデザインほど費用は高くなりますか。
-
必ずしもそうとは限りません。石材の種類や量によって価格は変わるため、シンプルな洋型でも仕上げ方次第で洗練された印象になります。
- 樹木葬型はお墓としてのデザイン性がありますか。
-
近年はシンボルツリーの周りに石碑やプレートを配置し、見た目にもこだわった樹木葬型が増えています。
- デザインを決めるのはいつ頃がよいですか。
-
霊園・墓地の区画が決まった後、家族で希望をすり合わせてから石材店に相談する流れが一般的です。
- 古いお墓のデザインをリフォームすることはできますか。
-
可能です。既存の墓石を活かしたまま外柵や植栽だけを整える方法もあり、費用を抑えながら印象を変えられます。
- デザインの実例はどこで見られますか。
-
石材店のショールームや展示場のほか、カタログ請求サービスでも複数の施工事例をまとめて確認できます。
まとめ|おしゃれなお墓デザインは家族の希望とのバランスで選ぶ
おしゃれなお墓デザインには、和型・洋型・デザイン墓石・樹木葬型など、さまざまなスタイルがあります。
見た目の好みだけでなく、家族の理解・管理のしやすさ・費用感の3つを合わせて検討することが、後悔しない選び方につながります。
気になるスタイルが見つかったら、まずはカタログや見積りで実物のイメージを確認してみましょう。
複数の石材店を比較しながら検討することで、デザインだけでなく予算面でも納得できる一基に近づけます。

